2013年1月13日、中高生ボランティア団体NEXUSは誕生しました。
「中高生が主体的に活動する場を社会に提供すること」
これが、創設メンバーである私とパートナーである堀内の創業理念でした。
遡ること半年。2012年9月に、中高生ボランティア団体NEXUSの構想が持ち上がりました。元々地元湘南海岸でビーチクリーン活動に取り組んでいた私は、高校生になって初めての夏休みを使って海外で活動したいと考えていました。しかし、どのプログラムを見ても、参加条件には18歳以上という注意書きがあり、参加できるプログラムもボランティアというよりも、スタディーツアーに近いものばかりでした。 私はとても落胆し、この年齢という壁にひどく失望したことを覚えています。
中高生がやりたいと思ったボランティア活動を実現できる場を作ろう。
私は中学の同級生であった堀内に相談を持ちかけ、高校の友達2人にも声をかけました。わずか4人。15歳と16歳のメンバーでスタートした、小さな学生団体でした。
それ故に、どうせすぐに消えるだろうという蔑みの声は、多かったと感じています。設立当初のNEXUSは、友達同士で始まったボランティアサークルだったのです。
しかし、活動を続けるうちに支援者の皆さんは増え続け、「中高生のみで運営しているボランティア団体」という話題性から、多くのメディアが活動を取り上げてくれるようになりました。そのご支援があって、NEXUSは驚異的なスピードで成長を続け、設立からわずか一年でメンバー数は100名を突破。現在では500名(2023年修正)の会員・卒業生を抱える大所帯へと成長しました。
私自身も、2013年度のボランティア・スピリット賞で最高賞の文部科学大臣賞を受賞させていただき、翌年にはボランティア親善大使の日本代表にも選出していただきました。また、昨年度は初めて団体として首都圏コミュニティー賞を受賞。メンバーの一人が南関東地区代表のボランティアにあ選ばれるなど、社会的にも大きな評価を頂いています。
2015年3月。私達スターティングメンバー4人は、高校を卒業し、団体を引退しました。あくまでも中高生が主体的に活動する場であり続けたいという願いから、全員一致で、大学生が団体に残ることを否定したのです。
常に新しいアプローチを模索し続け、地域社会の課題に一石を投じ続けること。それが、日本屈指の規模に成長した中高生ボランティア団体NEXUSの新たな使命であります。
これからも、NEXUSはこの地域における中高生ボランティアのホームであり続けながら、新たなステージを目指して邁進していきます。
そしてここ日本から、世界中に中高生が未来を創っていく姿を発信していきます。
平成27年4月吉日
中高生ボランティア団体NEXUS初代代表・発起人
森野 宇宙 MORINO TAKATOKI
森野 宇宙
MORINO TAKATOKI
1996年8月29日生まれ
神奈川県鎌倉市出身
中央大学法学部政治学科地域創造コース卒
高校1年時に中高生ボランティア団体NEXUSを設立し、300名の会員及び卒業生を擁する全国で類を見ない中高生による有志グループに成長させ、ボランティア・スピリット賞で文部科学大臣賞を受賞。2014年には日本代表ボランティア親善大使として渡米し、宗教と切り離された日本独自のボランティア文化を発信する。以降、18歳選挙権の実現を目指す全国的学生団体Teen’s Rights Movement全国統括代表、高校生教育再生会議代表などを歴任。大学時代は複数のNPO法人で理事を務める傍ら、東京江東区のレインボータウンFMでレギュラーラジオパーソナリティー、各種イベントMCとしても活動した。
大学卒業後はNEXUSで培ったのまちづくりの経験を生かし、大手総合デベロッパーに入社。都市開発を通じて、誰もが過ごしやすい社会環境を作るため、活動を続けている。
<NEXUS在籍時代の主なメディア出演・掲載実績>
【TV】・首都圏ネットワーク(NHK)・7DaysDaily(JCN)・選挙特番(ニコニコ生放送)
【新聞】・読売新聞・朝日新聞・毎日新聞・東京新聞・神奈川新聞・共同通信・高知新聞・タウンニュース(1面及び人物風土記)・THE JAPAN TIMES・神奈川新聞H!P・朝日中高生新聞・毎日小学生新聞・読売中高生新聞
【雑誌】・VOLUNTEERS・週刊女性セブン(日本を拓く10代として羽生結弦選手や平野歩夢選手等と共に掲載) 他多数